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2004/10/06

球団興亡史

季刊ベースボールマガジン秋季号。
消滅球団のユニフォームと球団旗の写真「のみ」に惹かれて買ってきましたが、内容の面白さに一気に通読してしまいました。
かつて多少はプロ野球に興味のあったガキの時分にも、図書館とかにある子供向けの野球入門書の中にある、古い球団のユニフォームやら球団旗やら、現在の12球団に至る迄の課程の話なんかを好んで読んでいたワタシのような者にとっては、堪らない一冊であります。
同じ出版社の「サッカーマガジン」もそうですが、こういった読み物中心の本をまとめるノウハウの蓄積と技量というのはやはり流石と唸るしかありません。

さて、その中でも最も興味深く読んだのは、網島理友氏とえのきどいちろう氏の対談。

これを読んでいて歴史の軽視ということは野球に限らず、サッカーもそうだし、日本のスポーツ全般にいえることでは無いかと、溜飲が下がる思い。
善し悪し、好き嫌いは別にしても、現在のチームやリーグのかたちが一朝一夕にできあがったのではないということを、改めて認識すべきかと。
別に改めてマリノスを日産と呼べとか、ヴェルディは讀賣クラブを名乗れとか、そういうつもりは無いけれど、今我々がみているものは10年ちょっと前に突然出現したものでは無く、そこまでの歴史があって成り立っているのだということを忘れないでいたいな、と。
そういう意味では、コンサだって、突然できあがったのではなく、東芝という川崎に本拠を持つチームが前身であったことを心の隅に置いておくことも必要なことではないかと(ちょっと、話は飛躍しますが(^_^;))。

さて、前述の対談の中で、えのきどいちろう氏が日本ハムの移転による喪失感について、このように述べている部分がありました。

「東京ドームに行けば、必ず誰か仲間がいたりしたし、球場でだけ知り合いの人とかたくさんいた。あれから会ってない人とかいっぱいいるんですけど、みんなどうやって暮らして生きていくのかという感じですよね。」(P131より引用)

その気持ち、痛いほどよくわかります。えのきどさん。
ワタシもこんなとこに荷担したりしていたりするのは、その喪失感を埋め合わせるためなのだと、思うことがありますので。

ビーバーズ改めポラリスの話題になったとき、何でそんな不毛なことをといわれることもあります。
そんなときに答えることなんですが、ワタシにとって結局はポラリスというチームは「遊び場」であり、しかもその「遊び場」は多くの人と時間と場所を共有しなくては意味のないために、その場を欲する人たちと連携して、「遊び場」の再構築を計るお手伝いをして、結果としてそれが復活できたなら、それは自分自身にとっても楽しいことにつながるわけで、そのために微力ながらもお手伝いが出来たら、と思っているというのが、今のワタシの立場です。

なんか、うまく表現できないんですけど、そういうことです。

だから、昨今のプロ野球の騒動を眺めていて、少々心の痛みを感じるのは、えのきどさんも指摘されているように、自分と同じような思いをする人がこれから沢山出るのだ、ということを感じているせいなのかも知れません。

と、最後は一応、プロ野球の話に戻したりして(^_^;)

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コメント

引用文、「東京ドーム」が「東伏見」に見えて・・・

 。・゚・(ノД`)・゚・。

投稿: arakuma | 2004/10/06 01:09

arakumaさん>
つまりは、そういうことなんですよね・・・。
某球団についてワタシが興味を持てない理由は、引用で語られているようなコトがあるということを、「某所」で肌身に染みているせいもあるんだと思ってます。

では、コンサはどうなんだ、というと、常にそのことを頭の片隅に置いて敬意を表する、ということしか無いのかな、と思ったりしてます。

投稿: nan | 2004/10/06 23:24

プロ野球は千葉のチームを応援しています。
別に他愛もない理由で観るようになったのですが、どこかBucksに似てるこのチームが、いつかは優勝しちゃうんじゃないかと密かに期待しながら応援するようになりました。
今年は福岡ドームまで観戦に行きました。アイスホッケー以外でここまで特定のチームに肩入れするようになったのは初めてです。
選手を個人的に好きになって応援するという側面も勿論ありますが、やっぱりこのチームがまるごと好きなんだと思います。
合併したり廃部したりして、行き場を失う選手が出るのはもってのほかですが、例え選手全員が新しい行き先を与えられたとしても、もう昔のチームはどこにも存在しないんです。
ファイターズは札幌に行って、世間一般では「移転成功」ともてはやされていますが、東京ドームの泥臭い(失礼)、いや味のあるファイターズはなくなってしまったんだと思います。
愛すべきチームを失う悲しみは、もう誰も2度と経験してほしくはありません。
ブルーウェーブの三輪選手と、バファローズの磯部選手の涙を忘れません。
しかし来年、千葉で、福岡で同じことが繰り返されないという確証はないのです。
なにしろ、裏で糸引いてるのがあの名誉会長様ですので。。。。

投稿: とりす | 2004/10/06 23:25

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