プレーオフ
さて、レギュラーリーグ最終戦の感想も書かずにいたら、もう今日からプレーオフのセミファイナル開始です(^_^;)。
プレーオフに残った4チームは、クレインズ、コクド、Gアムール、王子とほぼ順当な結果となりましたが、簡単に各チームについての感想をまとめておきたいと思います。
今やっておかないと、書く機会を逸しますので(汗)。
日本製紙クレインズ
シーズン開幕から非常にムラのないシーズンだったといえるでしょう。
特に印象的なのは主力選手の怪我による欠場が殆ど無かったこと。
これが大きな浮沈が無かった最大の要因ではなかったかと。
ここ数年の努力が実り、負けないチームになって来たと思いますが、好調なときのコクドに感じるような、圧倒的なものを感じないのも確かです。
そういう意味では、勝者のメンタリティとでも呼べるような精神的な強さと、それを裏打ちする「なにか」を身に付けることが、週末からのプレーオフ、そして来シーズンへ向けての課題ではないでしょうか。
コクド
とりあえず定位置確保といったところでしょうか。
後半は少々調子を落としたところもありましたが、レギュラーリーグを2位で通過し、有利な条件でプレーオフに望めるあたりは流石かと。
日曜日の試合後に行われた監督挨拶でも触れられていましたが、シーズン後半はリンク外の「雑音」が多く、選手、スタッフにとって、精神的に厳しい時期だったであろうことは、想像に難くありません。
その中でこの位置を確保したというのは、個々の選手の力量高さと精神的な強さはさることながら、「名門」ならではの体制故のだと思います。
今後、困難な問題が出てくる可能性もありますが、内外の関係者の方々には、国内最強のチームを残すための努力をお願いしたいところです。
ゴールデン・アムール
3戦ほど生で観る機会がありましたが、潜在的な能力の高いチームという印象を持ちました。
但し、スーパーリーグに参戦するトップチームのサテライト的な位置付けのチームだけに、選手の入れ替わりも多く、この順位が本来の実力なのかという点については、判断し難いといったところでしょうか(いい意味で)。
王子製紙
今シーズンは大幅な補強もあり、期待されただけに、この順位は不本意な成績でしょう。
シーズン序盤から、ベテラン勢の怪我による離脱が相次いだことも誤算でした。
その影響もあってか、チームとしてどのように守り、どのように点を取るかという、「かたち」が出来なかったというのが不振の最大の原因でしょう。
監督交代、新コーチ就任後は本来の能力を発揮することができましたが、シーズン全体を通じて試合内容にムラが目立ったことが気にかかります。
国内トップクラスの戦力を有するだけに、本来の力を安定して発揮できるようにしていくことが、プレーオフおよび、来シーズンへ向けての課題でしょう。
特に週末からのプレーオフでは緒戦でつまずくことがないようにすることが、ファイナル進出へのカギでしょう。
アニャン・ハルラ・ウィニア
アジアリーグが目標の一つに掲げるアジアのアイスホッケーのレベル向上を身を以て示したのが、今季のハルラだったのではないでしょうか。
シーズン開幕時にはエサ・ティッカネンの獲得という話題が衆目を集めましたが、助っ人頼りではなく、チーム全体の完成度も上がっていたのが印象的でした。
残念ながらプレーオフには届きませんでしたが、このまま成長を続けてくれれば、アジアリーグ全体の活性化につながると思います。
日光アイスバックス
序盤こそ故障者の多発に泣かされ、監督を選手登録するという異例の事態に追い込まれ、持てる力を充分に発揮できない苦しい時期が続きましたが、カリヤの加入をきっかけに、いい方向へ向いてきていると思います。
おそらくはシーズン前からの準備が、やっと実を結んだ結果なのだと思いますが、序盤から安定した力を発揮することができるようにすることが、来シーズン以降の課題ではないでしょうか。
この度のクラブの体制変更が単に財政面での改革にとどまらず、チームの強化という点でもいい影響を及ぼすことを期待したいと思います。
ハルビン、チチハル
残念ながら中国の2チームについては生で観る機会に恵まれなかったため、多くを語ることが出来ません。
しかし、ゲームシートや実際にこれらのチームの試合を観た方からの情報によると、他の6チームとは少々実力差があったようです。
特にチチハルは未勝利、勝点1のみに終わりましたので、来シーズン以降、実際に実力差の有るチームを参加させるかどうかという課題が残ったような気がします。
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