KPGC110
上の画像の片隅に写っているフロントグリルでおわかりかと思いますが、KPGC110、即ちケンメリのGT-Rであります。
しかし、何が凄いかというと、実はこのクルマに載っているS20型エンジンはドライサンプ化され、大幅に重心を低められているのです。
最初はその「本気度」の驚かされたのですが、オーナーの方にお話を伺ったところ、実はこのエンジン、「元々」ドライサンプ化されていたものを入手して載せ替えたものだとか。
そして、その「出所」というのが・・・。このエンジン、実は元ワークス・エンジンなんだそうです(@_@)。
確かに通常のS20をドライサンプ化したというよりも、ドライサンプ専用と思しき「ごつい」ブロックでしたし、イグナイター等もいままで見たことのないような部品が付いていました。
ちなみにこのイグナイター、かなり消費電力が大きい代物らしく、何度か出先で泣かされているそうです。
また、当初付いてきたキャブはウェーバーだったものの、あまりにもスローが使えないため、手持ちのソレックスに換装された由。
いかにもレースエンジンらしいエピソードではあります。
いろいろな旧車のイベントにお邪魔すると、時折驚くようなクルマにお目にかかることがありますが、まさか函館でこんな凄いクルマに出会えるとは思ってもいませんでした。
「あるところにはある」んですね。
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