ショートノーズ
「おはよう函館山」に参加されていた、ケンメリのハードトップです。
昔はあんなに沢山居たはずのケンメリもいつの頃からから、とんとお目にかからなくなってしまいました。
でも、このケンメリ、タダのケンメリではない。
・・・答えはCMの後で(笑)。
鋭いかたは、上の画像で既にお気づきかもしれませんが、コレはGLです。
すなわち4気筒エンジン搭載のショートノーズ・ボディのケンメリだったりします。
ちなみにその短い鼻先に納められているエンジンは、プリンス時代から継承されたG型だったりします。
各部に欠品もなく(タイヤも新車当時のバイアス!!)、非常にコンディションのよいこの個体は、新車当時から函館市内にあったクルマだったそうで、かなり長い間、車庫の中で大事に保管されていたモノが、ある事情で売りに出た際に、現在のオーナーが手に入れられた由。
ハコスカとケンメリのスカイラインについては、GTでさえ残りが少なく、オリジナルの状態を留めている個体が少なくなりつつある昨今、G型搭載のGLとなると、更に稀少度が高いと思います。
幸い、現在のオーナー氏は非常に気に入っておられるご様子でしたので、末永く大事にしてあげてほしいものです。
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コメント
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先日のトロフェオに出ていた縦目4灯のルーチェといい、レアなクルマが生息しているようですね。
ショートノーズはモータースポーツとは無縁と思われがちですが、1800のセダンが国内ラリーに出場していました。もちろんGTは狭い国内ラリーのコースには不向きでしょうし、エンジンのチューンも4気筒の方がノウハウがあったのでしょう。エントリーは旧プリンス系のPMSCだったと記憶しています。当然ですが、心情的にもL系の6気筒なんか触りたくもなかったのでしょう。
今日アップルストアに用事があって銀座に行ったら、ニッサン・ギャラリーの展示は白いケンメリGT-Rでした。
投稿: akira isida | 2005/08/01 22:26
>ishidaさん
コメントありがとうございます。
時々びっくりするような個体に出会うことがあります。
大抵は車庫、倉庫に仕舞い込まれていて、たまにしか乗っていないというパターンみたいです。
お金はともかく、置く場所には困らないという方が少なくないので、意外なクルマが生き残っていたりします。
そうでしたか。GLがモータースポーツに参戦していたのは存じませんでした。
>もちろんGTは狭い国内ラリーのコースには不向きでしょうし、
PGC10(ハコスカの4ドアGT-R)も国内ラリーに出場していたと記憶していますが、確かあれもPMSCからのエントリーだったかと。
R380に始まるニッサンの一連のプロトタイプは旧プリンスの血が濃いことを考えると、あれは例外的な鬼っ子だったのかもしれませんね。
>ニッサン・ギャラリーの展示は白いケンメリGT-Rでした。
で、KPGC10のミニカーは当たりましたか(笑)。
冗談はともかく、次回の展示は初代プレーリーみたいですう。
http://www.nissan.co.jp/GALLERY/GINZA/index.html
投稿: nan | 2005/08/01 23:41