最後まで楽しませておくれよ
日曜日(9/18)は 2005 J2 第32節 コンサドーレ札幌 対 アビスパ福岡 戦を厚別にて観戦。
結果はご存じの通り。3-1で札幌の負け。今季初の3連敗であります。
得点経過と点差からいうと、完敗。しかし、まったくダメダメだったかというと、それもまた微妙なところ。でも、やっぱりがっかり、という複雑な想いを抱いて帰ってきました。
試合前に心配された雨は、開場時には既に上がっており、試合中の雨の心配はなさそう。
厚別特有の風はほとんどなく、気温はそれほど高くなかったものの、雲の合間から太陽が顔を見せると蒸し暑さを感じる、そんな天候状況。
ピッチは、試合前までの雨でかなり水分を含んでいて滑りやすい上に、下も柔らかく、踏ん張りが効かないという状況に見えました。
特にメインスタンド側のタッチライン際はかなり滑りやすかったようで、両チームの選手がかなり滑っていました。とりあえず、変な滑り方をして痛む選手が両チーム共にいなかったのは善哉哉。
試合の入り方は、鳥栖戦、山形戦よりもいい感じ。
福岡のプレスもそれほどきつくないということもありましたが、ある程度思ったようなゲーム運びができていたように思います。
しかし、相変わらずシュートの本数が少ない。
先の対山形戦でも同様、自分たちのペースでゲームが動いている時間帯にシュートの本数が少ないのでは、勝てる試合も勝てません。
この得点の少なさについては、FWの決定力不足が指摘されていますが、実際には相手からボールを奪って攻守を切り替える際の判断に迷いが見られることと、その後の展開でも同様に判断に時間がかかっているため、相手に余裕ができてしまい、うまくフィニッシュに至るラストパスを繋げずにいるのが、シュート本数の少なさにつながっているのではないかと。
第2クールのよかったときは、今のペースでも問題なかったのかも知れませんが、対戦相手も慣れてきて対策しているわけで、それを打ち破るには少し考え方を変える必要があるように思われます。
勿論、乱れたフォーメーションを立て直すために、ゆっくりと最終ラインからビルドアップし直すということも必要ですので、その辺の判断をもう少し柔軟にできるようになって欲しいかな、と。
そういう意味では、今はGK林からフィードは殆どが遠くを狙っていますが、時にはそばにいるDF陣に預けて確実にビルドアップさせるという判断も必要でしょう。
守備面では、3バックについてはそれほど不安は感じませんでした。しかし、失点時のようにちょっと気が抜ける時間があったのは残念。
問題は右サイド。福岡の左サイドに繰り返し危ない場面を作られていました。
何度も同じことを繰り返されて、最終ラインに至るまでケアできないというのは、問題かと。
試合自体は、鳥栖戦と同様に、2失点目の起点となったCKにつながる和波のミスが試合を決めたといっていいでしょう。
1失点目と3失点目は致し方ないとしても、2失点目は失点したばかりで前半の残り時間も僅かという中で、ゴールに近い位置でキープするというのはあまりに危険すぎる。簡単にタッチに逃げる等の選択をするべきではなかったかと。
後半は得点するため、積極的に前がかりになるのはいいんですが、頭に血が上りすぎというか、中盤での守備の意識がおろそかになってしまうのは如何かと。
ここのところ怪我による離脱者が続いていますが、バックアップのメンバーに代わったときに、同じことがうまく運ばなくなってしまうあたりも、これまで述べたような判断ミス等を含めて、今、上位にいるチームと比べて、まだまだチームとしての洗練度が低いのかな、と。
この辺は各選手の経験によるところが大きいとは思いますが、意識して変えられる部分もあると思います。
今回の試合では失点してからも終始攻めの姿勢を崩さない等、いい雰囲気はあったと思いますので、目の前の試合を一つずつ大事に高い意識で望んでくれれば、結果はついてくると思っています。
あ、そうそう。清野の今季初得点おめ。
でも、第3クール終盤で初得点ってのは、FWとしてどうよ(^_^;)。
残りの試合で、その分、爆発するのは一向に構いませんので、その辺、よろしく(笑)。
ところで、和波。攻守共に判断ミスが目立つような気がします。
これは私見ですが、彼のポジションが他のポジションと比べるとバックアップの要員が欠けているのも影響しているのではないでしょうか。
彼の位置は攻守の切り替えの起点であり、対戦チームも彼をきつくマークする。このように負荷が高い割にバックアップが居ないという状況が、彼を追い込んで、判断ミスを誘っているということはないだろうか、と考えるのは穿ちすぎでしょうか。
もしも、これが当たりだとすると、西谷の加入によって、和波の負荷が下げられるといういいんですが。
ところで、元気とデルリス。いつになったらフィットするのかな、と。
試合中、縦横に大きく動く元気に対し、横方向に動くデルリス。互いの位置関係と距離が噛み合っていないというのが、正直な感想。
デルリス加入以来、ずっと感じていることですが、相川はデルリスとある程度近い距離でプレイできているのが、元気は相変わらずそれができていないなあ、と。
プレイスタイルも違って、アイスホッケーでいえば、ラインメイトじゃないのは判るんですが、相川が怪我してしまった今、先発で合わせるのは元気しかいないわけで、なんとか調整して欲しいところです。
さて、長文にお付き合い頂きありがとうございます。
試合終了後、帰宅するまでは、どーすりゃいいのさこのワタシ、という重い気分だったんですが、こうやって書いてみると全く望み無しでもない。
思いがけなく「昇格」とか「入れ替え戦」なんて文字が前倒しでちらつきだしたので、我々サポも少し錯乱していた部分もあるのカモ知れません。
みんな、今一度落ち着いて、目の前の試合をきっちりこなしていきましょう。
選手も諦めずにプレイしてくれれば、昇格云々はともかく、残りのシーズン、結構楽しめるチームにはなってきていると思います。
最後まで諦めずに平常心で応援いたしましょう。
でも、サポの「平常心」ってナンだ(笑)。
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