草の根

下のエントリでもご紹介した函館市民スケート場では、地元のアイスホッケーチームによるリーグ戦が開催されています。
昨年、その事実を知り、是非観戦したいと希望しておりましたが、残念ながら予定が合わず希望を果たせずにおりました。

今年も1/16日より「第9回函館新聞社杯アイスホッケーリーグ」がスタートしました。
幸い土曜日(1/21)に時間を作ることができましたので、押っ取り刀で函館市民スケート場(函館競輪場ともいうが(^_^;))へ行ってきました。

実は函館市民スケート場に入るのは初めて。というか、競輪場に入るのも初めてであります。
夏の間は競輪選手の控え室になっているとおぼしき部屋がロッカールームになっており、そこからトラックへの通路にスケート靴の貸し出しコーナーなどが設置されています。

試合開始は20:00と聞いていましたので、20分ほど前に会場入りしたのですが、当然の如く、選手を含む試合関係者以外の人間はワタシのみ。
おそらく、一体こいつはナニモノだと思われていたことでしょう。

試合はスティングス対函館フューチャーズ戦。

得点と反則の経過は以下の通り(手許のメモによるもののため、誤りがあるかも知れません)。
凡例: 時間、得点、内容の順。
(G:得点、P:反則。S:スティングス、F:フューチャーズ)。

<1P>

01:11 1-0 G S #19 ロス A #66 秦
02:11 2-0 G S #3 佐々木
05:57 2-1 G F #44 真鍋 A #2 三浦、#14 生駒
17:03 3-1 G S #44 西村 A #3 佐々木
18:51 4-1 G S #66 秦
24:10 P S #24 衛藤 ホールディング(2分)
24:15 4-2 G F #44 真鍋 A #14 生駒

<2P>

02:17 5-2 G S #27 中野
04:56 6-2 G S #24 衛藤
07:09 P F #2 三浦 スラッシング(2分)
16:49 7-3 G S #3 佐々木
20:21 7-3 G F #44 真鍋 A #14 生駒
21:19 8-3 G S #44 西村
22:59 8-4 G F #2 三浦 A #44 真鍋
23:37 9-4 G S #19 ロス A #33 八幡

<3P>

01:18 10-4 G S #66 秦
03:18 11-4 G S #66 秦 A #16
08:55 12-4 G S #98 黒政
09:41 13-4 G S #19 ロス
12:19 13-5 G F #44 真鍋 A #81 渡辺
13:27 13-6 G F #14 生駒
15:02 13-7 G F #2 三浦 A #76 安田
24:15 14-7 G S #33 八幡 A #19 ロス #66 秦

ちなみに試合はロスタイム込みの1ピリオド25分。各ピリオド間のインターバルは5分。
3Pのみ12:30でコートチェンジするという変則的な方式でした。

結果だけ見ると、スティングスが圧倒した試合のようですが、実際にはフューチャーズの方もチャンスがあり、それをスティングスのキーパーがよく防いだ試合だったように思います。
フューチャーズの方はメンバー数も少なく(確か、ゴーリーを入れて8人程度)、ゴーリーも不慣れな選手だったようで、そのあたりを突かれた形になった試合でした。

ワタシにとって、初めての屋外リンクでの観戦。
気温は零下7度程度、風はそれほどでも有りませんでしたが、時折雪が降る中の試合で、見てる方にとってはなかなか厳しい条件でありました(^_^;)。
また、足の下はスピードトラックということもあって、試合が終わる頃には爪先の感覚が消えていました・・・(;´-`)。
次回からは足許の防寒も考えた方がよさそうです＞自分。

元々のリンクの状態もそれほど良くないようで、練習中に数度、パックがイレギュラーバウンド(!!)するのを目撃しました。
また、雪が降る中での試合とあって、リンクの上に積もった雪にパックの勢いが邪魔されてパックが途中で止まってしまうといったシーンも度々見られました。

このように条件が悪い中での試合ではありましたが、参加している選手の皆さんは熱戦を繰り広げ、楽しんでいた様子でした。

「下草の育たない山には、美しい森は育たない」。
試合を見ながら、ふと、そんなことを思いました。

トップリーグの隆盛の為の施策は勿論必要ですが、アイスホッケーの普及のためには、悪い条件の中でも頑張っている草の根のプレーヤー達のことも考えてあげるべきなのかも知れない、そんなことを考えた土曜日の夜でありました。