海峡の底を風が吹き抜けるのだ
タイトルはバカボンのパパ風に(意味不明)。
さて、今週末で閉館することが決まった、函館東宝会館では、通常上映作品とは別に「ファイナルシネマ」と題し、ご当地縁の「海峡」(1982)と「居酒屋兆治」(1983)の2作品がが上映されています。
是非とも2本とも観たかったのですが、今回は残念ながら時間の都合で「海峡」のみを鑑賞。
「海峡」はTVでは見たことがありましたが、劇場では初見。
プリントは傷や色褪せ等の劣化が見られたのが残念。
久しぶりに観ましたが、改めて観た感想は、如何にも「東宝のプログラムピクチャー」だな、と。
工事現場の場面等の本筋の部分は、ツッコミどころはあるにせよ、それなりの力作。
しかしそれ以外の「アレ」な部分が、力作を帳消しにしているというのが、返す返すも残念。
実は工事に係わる部分は実は本筋では無いのかしら・・・(^_^;)。
そういえば、この映画は東宝の50周年記念作品。
同社の「記念作品」って内容的には凡作が多いのは何でしょうね。
いや、理由ははっきりしてるんですが、ココに書くと社会から抹殺される恐れがあるので、書けません(爆)。
ねえ、皆さんだって、判ってるんでしょう!? (^_^;)
とはいえ、当時、工事中の「現場」を使った映像を含む工事シーンは圧巻。
出水シーンは「特撮の東宝」の面目躍如。
あ、トンネル掘りといってもメガヌロンは出てきませんので、お間違えなく【バコッ★あれは、炭坑だ】
冗談はともかく、退屈な部分に目を瞑っても、大画面で観ておく価値は充分にあるでしょう。
凡作といいつつ、森繁さんの円熟した演技とか、北村和夫さんのいかにもな「上司役」が見られるというのはポイント高し。
その他脇役には、荒垣隊長東野英心さんとか、中田博久さんに小林稔侍さんとか、個人的には楽しめたりして。
#あれ、「キャプテン」と「ジョー」は久々の競演作品!?
それから、この頃の大谷直子さんに、妙なオーラを感じるのはワタシだけでしょうか(^_^;)。
ということで、今週金曜日(2/3)迄ですが、函館東宝へ足を運べる方は是非。
ワタシも「居酒屋兆治」を観ておきたいんですが、行けるかどうか・・・。
以下、余談。
ちなみに高倉健の息子役は中川勝彦だったんですね。
「ねらわれた学園」とか「転校生」にも出てたんでしたっけ。
でも、個人的には俳優さんというより、「美少年」シンガーとしてのイメージが強いかな(殆ど聴かなかったけどね(^_^;))。
え、中川翔子って、彼の娘なんですか!! ∑( ̄□ ̄;)。
今回、中川勝彦に関するWikipediaのエントリ見るまで知りませんでした。
「しょこたん」って、楳図かずお先生を崇拝する奇特なアイドルという認識だけだったんですが、それが父親の影響とは。
#流石に小学生に「赤ん坊少女」全巻買い与えるのは、どうかと(^_^;)>中川勝彦。
#ついでに、『「日本のデヴィッド・ボウイ」と言われた』っていう記述はどうよ(笑)>Wikipedia編集した人。
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