いわゆる源氏名
さて、先のエントリで本国版と日本版(輸出版)の名前が違うというお話をしました。
皆さんご存じの通り、本国版と輸出版の名前が違う例は沢山あります。
まず、よく有るのが輸出版専用の名前を持つ場合。
ルノー・ルーテシア(本国では「クリオ(Clio)」)、オペル・ヴィータ(「コルサ(Corsa)」)あたりが有名でしょうか。
そうそう、Lexus RXが「トヨタ・ハリアー」っていうのもありましたね。
#ん!? 逆? (^_^;)
もう一つは、手持ちの名前の中から、輸出先で売っていない別の車の名前を借りる場合が有ります。
先のエントリに載せたリーガルや、日産パルサーが地域によって「サニー」を名乗っていたというのが、その例です。
大抵はこの車のように商標権の問題によるものですが、輸出先では問題のある表現となる場合に名称を変更する場合もあるようです。
確か、三菱パジェロが一部地域で名前を変えていたのは、後者の例だったと記憶していますが、詳しい方、フォローお願いします。
あと、商標も表現も問題無いけれど、輸出先の市場では訴求力を持たないと判断されて、別名を名乗る場合があります。
一時期、日本ではシトロエン・サクソ(Saxo)が「シャンソン(Chanson)」を名乗っていたことがあったのをご記憶の方もいらっしゃるでしょう。
直訳すると「うた」。フランス人が聞いたら卒倒するかもしれませんね(笑)。
ちなみにこんなモデルもあるようですが、やっぱりこれは「鶴」なんでしょうか(^_^;)。
それとも、メヒコでは別な意味があるんでしょうか・・・背景の動物のシルエットが気になります(笑)。
そういえばマツダは欧州市場では、昔からペットネームを全て番号にしています(アテンザ=6、アクセラ=3、等々)。
やはりこれも似たような考え方でしょうか!?
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コメント
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三菱パジェロは、たしかスペイン語圏で何やら「ひわい」な意味合いがあるから名前を変えた・・・と記憶してます。どのみちラテンな言語圏では「ぱへーろ」と読まれちゃいますね。
TSURUは知りませんでした、昔三菱・ラムダをプリマス・サッポロなんて名前で北米で売ってましたよね。
マツダは昔から欧州圏では「323」「626」なんて番号ネーミングでしたが、北米向けファミリアは
「GLC」ぐれーと・りとる・かー
なんて名前でした。今でも「MPV」なんて名前もありますが(笑)。
番号ネーミングは、単独では商標がとれず「mazda ***」と登録されているので、バッジに小さく「mazda」と入れざるを得ないのが難点、ブランドロゴとダブっちゃうんですよね(笑)。
投稿: akira isida | 2006/01/23 01:15
>ishidaさん
「プリマスサッポロ」ありましたねえそんなのが・・
こんな地名シリーズで考えたらどっかの日本メーカが「KYOTO」とか登録してそうですね。
最近のショーカーで「VW EOS」ってのがありましたし、ずいぶん昔ですが某浜松の最大手楽器メーカ(すぐ解るって・・(笑))製のシンセサイザーだかキーボードにも「EOS」ってのがあったように記憶してます。あれなんかは、商標権の範囲が全く違うプロダクツなので、「包括範囲外」って解釈なんですかね?
お気づきとは思いますが、比較対照の前提にしているのは、リサイクルインクカートリッジの特許侵害訴訟で、ちょいと話題になってる、某社の一眼レフカメラ「EOS」です(笑)
さても・・
番号ネーミングの件は初めて知りました。
そういわれてみれば、うちのも正式名称は,Alfaromeo「Alfa147」ってことになってるよーです。
でもバッジは単に「147」って入ってるだけですけども・・ここら辺はPeugeot各車も同様のように思うのですが、どーなんでしょうね?
・・・・単にMazdaが生真面目なだけだったりはしないんでしょうか・・・
投稿: komi | 2006/02/01 23:05
>ishidaさん
なるほど。GLCはそういう意味でしたか。勉強になります。
確かにマツダは現在も "mazda 3" ってな感じのバッジになってますね。
でも、komiさんご指摘の通り、アルファやプジョーは数字単体のバッジですね。
なんか、ひっかかるものが有ったんでしょうか?>マツダ。
>komiさん
ありましたねえ、"EOS"。Y社の人気商品でした。
ワタシもVWの新型については、Y社のEOSとC社のEOSを思い出しました。
包括範囲内、っていうと、一時期、日産とヤマハが被りまくりでしたね。
ルネッサとSRVなんて、絶対狙ってるだろうと思ったりして(笑)。
投稿: nan | 2006/02/02 00:28