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2006/01/30

お別れは突然やってきて

すぐにすんでしまった・・・というのは、初期RCサクセションの名曲「ヒッピーに捧ぐ」でしたか。

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皆さんご存じのように、函館東宝会館が今年の2月3日(金曜日)をもって閉館することになりました。

昨年末からかの有名な「浅草東宝」をはじめとする、全国各地の「東宝会館」で閉館が相次いでいますので、函館東宝会館の経営の問題というよりも、東宝グループ全体の見直しによるもののようです。

ワタシが函館の映画館で本格的に映画を見始めるようになったのは、中学を出て、函館市内の学校に通うようになってから。
当時、あまり東宝系の邦画に興味を惹かれるものがなかったので、函館東宝へ足を運ぶのは専ら洋画新作の封切り上映のときでした。
「スターウォーズ」のEp.5,6(第2作、3作)とか、黒澤明の「乱」(あれは洋画系配給だった)なんかが印象に残っていますね。
あとは、復活版「ゴジラ」直前期に企画された、東映怪獣特撮もののリバイバル特集なんかも覚えています。

これで函館市内の映画館というと、シネマアイリスとシネマ大門ということになりますが、前者はミニシアター、後者はシネコンと、いずれも新しいタイプの小屋であり、かつての映画黄金期を偲ばせる造りの大型館である函館東宝が消えてしまうのは、映画文化の一部を後生に伝えていくという意味でも惜しいような気がします。

#あ、「テアトル」も健在ですが、入ったこと、ないんっすよ(笑)。

時代の流れには逆らえないというのは、よく判っているつもりですが、それでも寂しい気がします。

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さて、その函館東宝。
現在は、通常上映(「有頂天ホテル」と「あらしのよるに」)の他に、「ファイナルシネマ」として、「海峡」と「居酒屋兆治」が上映されています。

最後にあの雰囲気を味わっておこうと思い、足を運んできました。

その話題については、別エントリにて。

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東京浅草。かつては日本有数の歓楽街で、浅草寺の門前町として発展した下町。現在は歓楽街としてよりも、下 [続きを読む]

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