第73回 全日本アイスホッケー選手権 決勝戦 王子 対 クレインズ
王子製紙 4-6 日本製紙クレインズ (3/5(日) 13:00~ 於 真駒内アイスアリーナ)
1P : 1-0
00:51 (王) 1-0 G #10 東 克彦 A #20 ジェイソン ポドーラン
02:03 (王) P #34 高橋 淳一 SLASH 2分
02:13 (日) P #23 HOOK 2分
04:38 (日) P #34 原武 大輔 SLASH 2分
09:09 (王) P #20 ジェイソン ポドーラン INTRF 2分
14:07 (王) P #20 ジェイソン ポドーラン TRIP 2分
04:38 (王) P #34 高橋 淳一 HOOK 2分
SOG 王子 13 クレインズ 14
2P : 1-4
04:10 (日) 1-1 G #34 原武 大輔 A #18 伊藤 雅俊 #3 伊藤 賢吾
05:22 (王) 2-1 G #24 桜井 邦彦 A #21 川平 誠
06:47 (日) P #3 伊藤 賢吾 HOOK 2分
09:57 (日) 2-2 G #14 佐藤 匡史 A #26 デレク プラント
15:35 (日) 2-3 G #14 佐藤 匡史 A #26 デレク プラント
16:04 (日) P #21 酒井 隆行 HOLD 2分
18:54 (日) 2-4 G #14 佐藤 匡史 A #26 デレク プラント
SOG 王子 13 クレインズ 14
3P : 1-2
02:21 (王) P #16 齋藤 哲也 HOLD 2分
02:21 (日) P #19 佐藤 博史 HOLD 2分
04:06 (日) P #11 西脇 雅仁 ROUGH 2分
05:51 (王) P #20 ジェイソン ポドーラン ROUGH 2分
05:51 (日) P #34 原武 大輔 CROSS 2分
06:58 (王) 3-4 G #7 百目木 政人 A #16 齋藤 哲也
08:25 (王) P #33 バート ヘンダーソン UN-SP 2分
08:25 (日) P #14 佐藤 匡史 HOOK 2分
08:25 (王) P ベンチ (#4 園田 智弘) TOO-M 2分
11:34 (日) 3-5 G #71 桑原 ライアン 春男 A #14 佐藤 匡史
15:08 (日) P #23 大澤 秀之 ROUGH 2分
15:08 (王) P #20 ジェイソン ポドーラン ROUGH 2分
15:54 (日) P #26 デレク プラント HOOK 2分
17:00過ぎ頃 (王) GK #70 芋生 ダスティ OUT
17:40 (王) タイムアウト
18:09 (王) P #19 齋藤 毅 ROUGH 2分
18:09 (日) P #26 デレク プラント HI-ST 2分
19:25 (王) 4-5 G #44 アーロン キャラー A #16 齋藤 哲也
19:47 (日) 4-6 G #20 ダーシ ミタニ A #71 桑原 ライアン 春男 #30 二瓶 次郎 ※ エンプティ
19:47 (王) GK #70 芋生 ダスティ IN
1Pは、試合開始直後に王子が先制。このまま王子優勢で試合は進みます。
このまま早い時間帯にリードを拡げられれば、王子の最近の勝ちパターンにはまるところでしたが、クレインズもGK二瓶次郎を中心とした守りは堅く、追加点をあげられず。
後知恵で考えると、ここで王子が追加点を獲っていれば、かなり王子有利になった筈です。
2Pの立ち上がりも王子ペース。しかし、クレインズも徐々に攻撃が噛み合い始め、同点に。
しかし、王子も桜井、川平のベテランコンビで、すぐに逆転。
このまま均衡した試合が続くかとも思われましたが、後半は王子の守備に乱れが見え始め、3失点を喫してしまいます。
多少の失点覚悟で前がかり気味の攻撃を続けるスタイルをとる王子にとって、2Pで2点差が付いてしまったことが、致命傷になってしまったように感じています。
逆にクレインズはこれで3Pの進め方が楽になったのは間違いないでしょう。
3Pは2P後半からの流れのまま、クレインズペースで展開。
王子も百目木のゴールで一旦は1点差に詰め寄りますが、焦りからかミスが目立つ展開に。
特に、8:25のメンバーオーバーは、本来4-4でできただけに悔やまれるミスでした。
ピリオド中盤、クレインズ#71桑原がだめ押しの5点目。
このとき、パックを押さえたダスティがゴール内へ倒れ込みましたが、このタイミングが微妙だったため王子側はゴールジャッジの判定に執拗な抗議。
結局、ゴールの判定は覆りませんでしたが、後味の悪さを残したのは否めないところです。
55:54からのPPが1分ほど経過したときに得たフェイスオフ直後からダスティOUT。
なんとしても追い付きたい王子は高い集中力で、終始パックを支配。対するクレインズも数的劣勢を跳ね返すという、双方の意地を見せ合う展開に場内は大いに沸きます。
その後、キャラーが強烈なスラップショットで1点差。
少ない残り時間でOTに持ち込むべく王子の6人攻撃が続きますが、僅かな隙をついてプラントが無人のゴールにパックを放り込み、万事休す。
結局の2点差でクレインズが十條製紙時代から通じて初となる全日本の栄冠を掴みました。
結果だけ見るとアジアリーグレギュラーシーズンの出来の差が出た試合でした。
これまで一発勝負に弱いと云われてきたクレインズが全日本優勝を掴んだことは、今週末からのプレーオフセミファイナルに向けて、大いなる自信に繋がることでしょう。
しかし、王子も守備面の不安を抱えつつ、プレーオフ以来の序盤に差を付けるという戦術が実を結んできており、レギュラーリーグのときほど両チームの差は大きくないように思われます。
週末、クレインズのワンサイドゲームにしないためにも、王子は短い時間の中で気分を一新して、試合に臨んで欲しいところです。
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