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2006/04/24

J2 第11節 札幌 対 柏 @函館千代台

060422_sap_kas_01

【日時】2006年4月22日(土) 13:04 キックオフ
【会場】函館市千代台公園陸上競技場
【得点】1-2 (前半 1-0 / 後半 0-2)
【得点者】9分 フッキ(札)、66分 李(柏)、89分 鈴木(柏)

負けました。非常に悔しい負け方でした。
個人的に感じた敗因は2つ。

1つ、FWのシュートの精度が低すぎること。
2つ、ピッチ上の選手達が自ら判断でペースの切り替えができなかったこと。

まず1つ目については、データ上は柏の7本に対し、16本と2倍以上のシュートを放ったことになっています。
確かに南雄太も何本か素晴らしいセーブを見せていましたが、それ以上にこちらのシュートの精度が低く枠に飛ばないようでは拙攻とと云われても仕方がありません。

そして2つ目については、今回の失点は、1失点目が相川→元気の交代直後、2点目がフッキ退場から3分後と、試合の流れが変わった直後に失点しているということが気になります。

前者は柏ペースの時間帯でもあり、鈴木~李のプレイが一枚上手だったということもできますが、後者は防げた失点だったはずです。

後半35分に、智樹を下げて征也を投入し芳賀をボランチに下げて、征也を前に出すという攻撃的な布陣で臨み、柏サイドに分厚く押し込みはじめていたものの、同41分にフッキが退場。
本来、同点かつ残り時間僅かで1人少なくなったという状況では、勝点1を確保するというペースに切り替えるという選択もあるはずです。しかし、この日の札幌はそのままの試合を進め、結果として手薄になった守備の間隙を鈴木将太に突かれ、曽田のミスも重なって決勝点を献上してしまいました。

確かに勝点3をもぎ取るために攻めの姿勢を崩さなかったことも大事ですが、それ以上に長いシーズンの中では確実に勝点を稼いでいくというのも必要でしょう。
若い選手にそれを判断させるのは難しいとは思いますが、経験を積んだベテラン勢がそういった判断をして、ペースを切り替えていくべきではないかと思っています。

先の神戸戦の失点もそうですが、危機の時に立て直すタイミングでそれができず、みすみす失点してしまう場面が、昨年来、多過ぎるように感じます。
ベンチからの指示で動くとのも必要でしょうが、ベンチの動き以上にピッチ上の状況は速く変わるもの。
それを考えると、選手自身がそういった判断を逐次して切り替えていくという柔軟さが、今のチームには足りないのではないかと感じています。
或いはそれを切り替えるキャプテンシーを持った選手の不在が問題なのかも知れません。

さて、フッキ。
確かに彼のキレ易さに問題があるかも知れませんが、周りがもっとケアしてあげられなかったのでしょうか。
後半、何度か柏の選手に倒されながらも反則を取って貰えない場面があり、その度、フッキがイライラを募らせているのが観客席からも判りました。
その度にピッチ上のチームメイトが声をかけて、彼を落ち着かせてあげられれば、防げた「事件」だったかも知れません。
確かに言葉の違いはあるものの、彼が倒れたらすぐに駆け寄ってあげたりするなど、いろいろ方法はあるのではないかと思うのですが、如何でしょう。

フッキの先制点は、関のセンタリングを受けた彼がパスを出すと読んだ柏守備陣の不意を突き、そのまま自分で持ち込むという、いい判断から産まれた得点でした。
彼の良さが出たファインゴールだっただけに、この退場は残念でなりません。

さて、この後は東京V戦。西谷の出場は微妙、フッキを欠くという苦しい体制でヴェルディを相手にすることになります。
本来なら、柏、ヴェルディ、仙台という強敵相手の3連戦はベストな状態で臨んでくれることをたのしみにしていましたが、今となっては仕方ありません。
この状態で、どこまで強敵に互せるか、チームの踏ん張りに期待したいと思います。

最後になりましたが、柏についても。

個人的に驚いたのは大谷秀和。左サイドでなかなか泥臭い役回りをしていたのが印象的でした。
もう少し線の細い選手だった印象があったので、サイドラインぎりぎりでの泥臭い攻防を観て「#7って、誰だっけ?」と、ハーフタイムにマッチデイプログラムのメンバー表を確認したのはワタシです。

そして、この日はなんといっても鈴木将太。
泥臭い汗かきタイプのイヤなタイプのFWです。札幌サポの頭の中にはしっかりと名前が刻まれたと思います。
2003年は大宮に居たみたいですが、あんまり印象が残ってなかったですねえ。

そして、平山智規。
李忠成との2トップなんて、ネタ以外の何物でも無い、と思ったらとんでもありませんでした。
ごめんなさい>平山+ノブリン。

ノブリンといえば、この日はヤンツーさんと、今シーズン初の「同窓監督対決」でもありました。
ハーフタイムでしっかり立て直してくるあたり、流石は「J2マスター」。

全体として、柏はプレスの速さと当りの強さが印象的でした。
あのフィジカルの強さが裏目に出ることもありますが、(いい意味で)当りを怖がらず、上手く体を使ってくるチームは、ウチのようなフィジカルが弱めのポゼッション志向のチームにはやりにくい相手ですね。

それから、気になるのは岡山一成の怪我の具合。
ピッチを出た後、直ぐに交代してしまったのが気にかかります。大事でなければいいんですが。
なんだか、彼には頑張って欲しいんですよね。ああいった気持ちが表に出るタイプの選手が好きなので。

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