AL'06-'07 #24 王子対カンウォン(第2回戦)@白鳥 (試合経過)
<1P>
立ち上がり攻守共に連携が噛み合わず、ゲームにうまく入れていない感じのカンウォン。
その隙をついた王子が1分過ぎに先制点。
ゴール正面から#13小川のバックハンドでの得点でした。
09:20には#19齋藤(毅)が、ゴール前の競り合いから退場。
その直前からカンウォンの選手とやり合うなど、挑発に乗ってしまった感もあり、少々悔やまれる退場でした。
その後も、なにやらエンジンがかからない感じのカンウォンに対して王子が攻勢をかけ、1Pは終始王子ペースで試合が進みます。
とはいえ、昨年来言われ続けていた、いいチャンスを何度も造りながらも得点できない悪癖(!?)はそのまま。
いいシュートを撃ちながらも、リバウンドを拾えず、叩けず。
1Pにあと1点獲れていれば、その後の展開はかなり楽になった筈。そう考えると少々残念な内容ではありました。
<2P>
王子は、1P終盤(19:36)の#24桜井の反則から、反則が多くなかなか5人が氷上に揃わない展開が続き、防戦一方に。
このピリオド、そしてこの試合の最大のハイライトは、28分過ぎから30分過ぎにかけてのカンウォンは2度の5-3を含むPPチャンス。
ここでカンウォンは助っ人中心のスペシャルセットを積極的に投入したことが功を奏し、同点に。
#58 B.スミスのショットは、ゴール前右側から荻野の左肩上を狙った巧みなものでした(個人的には、これがカンウォンのベストシュート)。
#画像は助っ人セットの中心、#23マッケンナと#21T.スミス。後ろには#2大久保が見えます。
後述の通り、カンウォンはここから積極的なプレイを続けますが、それはこの得点が大きかったように思います。
総合的にレベルの差はあるものの、カンウォンはPPとはいえ助っ人を中心に王子を圧倒出来たことで、このゲームを自信を持って続けられることができるようになり、逆に王子はここを無失点で凌げば、試合の流れを取り戻すことが出来たと考えると、この時間帯がその後の試合の流れを左右したポイントだった気がします。
王子の2点目は#25沼田。左やや遠目から#24桜井が強烈なシュート。
これをゴール前に詰めていた#25沼田が角度を変えてゴールへ。
個人的にはこれがこの日の王子のベストシュート。
これでペースを掴んだ王子は、引き続き#33ヘンディがゴール。
ゴール右斜め前方からの強烈なスラップを、カンウォンGK#30孫も一度は跳ね返したものの、パックがこぼれ、そのままゴールの中へ。
2点リードと、勢いを取り戻した王子と、今シーズン最初の日本での週末を連敗で終わりたくないカンウォン。
双方共に積極的な姿勢を見せ、ここからちょっとしたゴールショウとなります。
まず、49分には#59B.スミスが右からシュート。
これを跳ね返した荻野が体勢を崩したところを、カンウォン#11白にリバウンドを叩かれ、再び1点差に。
その直後、王子も#25沼田からパックを受けた岩田がゴール裏に持ち込み、それをゴール前に詰めていた#24へ。このベテランラインらしい連携からの得点で再び2点差に。
ここで一息つけるかと思ったのも束の間、52分過ぎにカンウォンの追加点で1点差に。
そして、この試合最後のハイライトは56:08の王子#9岩田の反則からのKP。
この時間、#34高橋の反則(54:32)により、既にSHになっていた王子。
カウンターからセンターラインの左壁際で岩田が前に抜け出ようとしますが、これが反則に。
これにより24秒間5-3の時間が出来てしまいます。
#現地でメモを取り忘れたんですが、BR-STって何でしたっけ?
ここですかさず、カンウォンはタイムアウト。
ここから助っ人中心のスペシャルセットを再投入。逆転を目論見ます。
ここからカンウォンがパックを支配する時間が続き、59:31にはGKをあげて全員攻撃。
(タイムアウト直後にキーパーをあげたと記憶していましたが、ゲームシートを見ると6人の時間は意外と短かったんですね(^_^;))
しかし、ゴール前の混戦の中から跳ね返したパックを王子#38スカルディが相手のチェックを受けながらも持ち上がり、最後は落ち着いて無人のゴールに流し込んで、決着。
GBPは王子#30荻野。特に2Pのセーブは安定しており、当然の結果と結果と思います。
#右の画像は、お馴染みのネピアを抱えた荻野クン。
別エントリで書いた通り、スコアだけ見るとレベルの差がそのまま現れた試合でしたが、内容は王子のお粗末な部分と、カンウォンのいい部分が目立った試合だったように思います。
この試合については、思うところあるのでエントリを改めてもう少し書きたいと思います。
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