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2006/11/05

4ネイションズカップ 決勝 ドイツ 対 日本 (10/29 苫小牧白鳥)

061029 ドイツ対日本 試合開始前もう1週間経ってしまいましたが、4ネイションズカップ決勝戦 ドイツ対日本の感想をエントリしておきたいと思います。

(左の画像は、試合開始前に円陣を組む日本チーム)

まず、ドイツのロースター(公式プログラムより)。

No. Pos. C/A 氏名 生年月日 シュート 所属 備考
13 GK WARTOSCH-KURTEN, Stephanie 1974.11.11. L OSC Berlin ★●
30 GK HARSS, Jennifer 1985.12.06. L EV Fussen
22 GK SCHRヨDER, Ivome 1984.07.24. ES Weiswasser
18 DF FELLNER, Susame 1981.02.25. L DSC Oberthurgau/CH ★●
19 DF C FELLNER, Christina 1969.07.25. SC Riessersee
29 DF A GRUNDMANN, Claudia 1972.0421. L OSC Berlin ★●
23 DF KRUCK, Sabrina 1977.11.02. L SC Riessersee ★●
3 DF SPUHLER, Carina 1986.09.02. EC Bad Tz
2 DF TAMAS, Jemy 1986.01.17. ERV Schweinfurt
11 DF SCHRヨDER, Britta 1983.09.17. Grefrather EC
27 DF HAMMERL Jessica 1984.08.09. ERC Planegg
81 FW A BECKER, Maritta 1977.03.10. L DSC Oberthurgau/CH ★●
26 FW BITTNER, Monika 1984.01.28. SC Riessersee
25 FW BUSCH, Franziska 1981.10.19. L ESV Braunlage ★●
66 FW EVERS, Bettina 1977.08.16. L ESV Braunlage ★●
12 FW GヨTZ, Susam 1978.12.13. L OSC Berlin
10 FW HOLMES, Nicola 1977.02.17. OSC Berlin
7 FW KAMEMK, Nina 1981.04.26. OSC Berlin
28 FW LANZ, Andrea 1983.10.07. L EC Bergkamen ★●
14 FW SCHEYTT, Arja 1976.12.04. L OSC Berlin ★●
9 FW WOLF, Rafaela 1974.06.19. L ERC Planegg ★●
5 FW ANWANDER, Manuela 1988.01.08. EV Landsberg 2000
6 FW SPEYER, Patricia 1983.07.12. ERC Sonthofen

★: 2006年トリノ五輪出場。
●: 2005年トリノ五輪最終予選出場

日本のロースターは連盟の公式リリースをご参照下さい。
以下、各ピリオド毎に簡単な感想を。

【1P】試合経過の詳細は速報エントリをご参照下さい。

立ち上がり、スロースターター気味にも見えたドイツに対し、日本は積極的に試合に入り、やや優勢に立ちます。
061029 ドイツ対日本 1P 03:29 ドイツ タイムアウトいい形で試合に入った日本に対しドイツは自分たちのペースを掴めないまま、2分過ぎから3分過ぎの間に立て続けに3つ反則を取られ、日本は5-3のPPチャンスを得ます。
3つ目の反則の直後、チームを引き締める必要を感じたドイツベンチがタイムアウト。修正を図ります。
061029 ドイツ対日本 1P 日本5-3のPPチャンスその後、5分過ぎにもドイツの反則がありPPチャンスが続き日本は繰り返しドイツゴールに迫るものの、ドイツのGK#13 Wartosch-kurten選手の好守などもあり、なかなかゴールを割ることが出来ず、無得点のまま優勢な時間帯が終わります。

その後、ドイツも本来のペースを取り戻し始め、若干日本が押される場面が目立ち始めます。
9分過ぎ、15分過ぎに日本が反則を取られ、苦しい展開になり、16分過ぎに#28 Lanz選手がゴール右側から押し込み先制されてしまいます。
その2分後には#26 Bittnerの左からのシュートのリバウンドに#14 Scheyttが合わせ、2点目。

結果として2点先制されてしまいましたが、この時点では内容的に圧倒されているわけでもなく、まだ望みがあるようにも思われました。
ただ、序盤の25-3のPPチャンスを生かせなかったのは、その後の展開を考えると残念でした。

【2P】試合経過の詳細は速報エントリをご参照下さい。

061029 ドイツ対日本 2P2Pの立ち上がりは1P終了直前のDF #3 近藤の反則によるKPが続きます。
この頃にはドイツも自分たちのペースを完全に取り戻しており、PPチャンスを生かし、日本ゴールを脅かし続けます。
GK #1 中奥を中心としたDF陣がここはなんとか無失点で凌ぎます。

その後もドイツペースで試合が進み、日本の攻撃機会は専らカウンターのみとなります。
しかし、攻守共に自分たちの形がしっかり出来上がっているように見えたドイツに対し、日本はこれという攻撃の形が見られず、なかなか有効なシュートまで持ち込むことが出来ません。
守備面でも、相手の攻撃を一度はインターセプト出来ても、そのパックをキープ出来ないため、安易にパスに逃げたところを再びドイツに奪われてピンチに陥るという場面が多かったように思います。

結局2Pは双方無得点、SoGも10-6と、この数字だけ見ると日本が頑張ったようにも見えますが、実際には前述の通り、キープ力を中心に実力差を見せつけられたピリオドとなりました。

【3P】試合経過の詳細は速報エントリをご参照下さい。

061029 ドイツ対日本 3P 開始3Pの印象は2Pとあまり変わらず。
序盤からドイツペースが続き、6分過ぎのPPから14 Scheyttに決められます。#2 Tamasの右からのシュートのリバウンドを、ゴール正面で合わせられたゴールでした。

この辺りから日本は疲れが出てきたのか、ドイツペースを覆すことは出来ず、そのまま試合終了。
061029 ドイツ対日本 試合終了後 #13 GK Wartosch-Kurten, Stephanie印象に残った選手は、ドイツのゴールマウスを守った#13 Wartosch-Kurten, Stephanie選手(画像左側)。
日本が無得点に抑えられたのは、ドイツDF陣の連携の良さもありましたが、彼女の堅実なセーブがあってのことだと思います。
さて、全体の感想をまとめてみると、現在の両チームの実力差がはっきりと出た試合だったと思います。
個人的に強く印象に残ったのは、ドイツチームの各個人のスキルの高さ。
特にパックを止める技術がしっかりしており、この辺りの基本的なスキルの差が、パスの成功率やキープ力の差となって現れていたように思います。

とはいえ、日本も予選ラウンドでは格上のドイツと接戦を演じるなど、全く歯が立たない相手ではない筈です。
現時点で出来ること、出来ないことがはっきりとしただけでも、非常に有意義な大会だったように思います。

この「新しい」代表チームの当面の大きな目標は、来年4月に日光で開催される世界選手権だと思います。
勿論、その前のエアカナダカップ(ドイツ)、アジア大会のような大切な大会も続きます。
今回見いだされた課題をしっかりチェックしながら、これらの大会への準備を進めて、最終的にはバンクーパーへの切符を自ら手に出来るようになって欲しいと思います。

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