latest and last
Mixed Tape says goodbye
Relieve the best moments
だ、そうです。
ご存じない方の為に説明すると、“Mixed Tape”というのは、メルセデス・ベンツのWebサイト上配信している音楽サービスです。
メルセデス・ベンツ自身による説明は以下の通り。
若手アーティストが応募した曲の中からメルセデス・ベンツが選択した曲をMP3ファイルで10週間ごとにアップデートし、メルセデス・ベンツウェブサイトをご覧の皆様に無料でダウンロードしていただけます。“mixed tape”ではR&B、ラウンジ、ソウル、ロックなど幅広いジャンルの曲をアップロードしております。洗練された才能あふれる若手アーティストの曲を、ドライブのBGMなどでお楽しみください。
と、いうことです。
(何故か、メルセデス・ベンツ日本のサイトでは、Vol.15で止まっていますな(^_^;))
1回辺り、約15曲前後、圧縮ファイル(zip)の容量にして90MB弱のコンピレーションをDRMフリーで無料配信するという太っ腹な企画が“Mixed Tape”であります。
内容は、ややジャズ系、ラウンジ系に偏り気味で、静かめの曲が多いということはありますが、シリーズ全体を通してみると、トーンが揃った選曲で、選曲者、編集者チームのセンスと力量を窺わせる、なかなかの好企画であります。
サイト上でストリーム聴取できるのは勿論ですが、やはり提供されるzipファイルをダウンロードして聴くのが「正しい」やり方でしょう。
CDに焼いて聴くことも考えてか、zipファイルの中には、印刷用ジャケットのPDFファイルまで同梱されています。
ワタシが聴き始めたのはVol.12からで、途中ダウンロードし忘れた回もありましたが、毎回楽しませて頂きました。
メルセデス・ベンツという強力なスポンサーをバックに、公募した楽曲を中心にしたコンピレーションとはいえ、DRMフリーでの配信、多岐に渡る参加アーティストの国籍等の条件を考えると、権利関係の解決等、様々な問題、苦労があったと思われます。
そういう意味では、3年間続けたということは賞賛に値するでしょう。
今回、サイトのオープニングで流れるFlashムービーの最後では、
what will happen next?
Discuss the future of Mixed Tape in our forum.
と、ありましたので、フォーラムもちょこっと覗いてみました。
全体的に終了を惜しむコメントが多く寄せられているようです。
また、この3年間で蓄積したノウハウを基に、新しいビジネスモデルでの再開を窺わせる様子もあります。
単にダウンロードしていただけのワタシにとっても、お気に入りの企画であり、形を変えた彼らの新しい企画に出会えることに期待したいところです。
本当は、“Mixed Tape”のようなコンピレーションの、国内アーティスト版があれば嬉しいところですが、エンドユーザに権利を与えない方向に傾きつつある、絶望的な日本の状況では難しいでしょうねえ。
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