イーグルス対クレインズ＠苫小牧白鳥(9/21)

アジアリーグ2008-2009 GNo.4 王子イーグルス(OJE)対日本製紙クレインズ(NPC)(第2回戦)＠苫小牧白鳥アリーナ

3-4(1-0/1-1/1-1)
03:40 OJE G #12エンディコット A #9岩田、#13小川
24:09 NPC G #3 伊藤(賢) A #28ティリー、#12 フェアチャイルド
33:56 OJE G #44 キャラー A #20山下、#16齋藤(哲)
48:56 OJE G #6川島 A #5パーソン、#24桜井
53:49 NPC G #14佐藤(匡) A #17飯村、#34原武

ゲームシートはこちら。

2008-2009シーズン開幕第2回戦を白鳥アリーナにて観戦。

1P立ち上がりから、クレインズはややコンビネーションが組み合わない感じで、概ね王子ペースで試合が進行します。
クレインズにもチャンスはありましたが、1Pが1-0は順当な結果ではないかと。

2Pから、やっとクレインズの歯車が噛み合い始め、本来の攻守の切替の速さと、切替後の集中が見られるようになります。
対する王子はフォアチェックが遅さや、パックハンドリングのミスが目立ったような気がします。
クレインズの得点はPPゴールでしたが、王子にとってはミスの結果ともいえます。

このままクレインズペースに流れるかとも思われたものの、王子のPPチャンスにキャラーらしいミドルシュートで逆転。
(画像ではポストの外にパックがありますが、一度ポスト内に入って跳ね返ったもの。この日は一度ポスト内に入って跳ね返るというゴールが多かったように思います)

そのまま王子がペース取り戻すようにも見えましたが、前述のようなミスもあり、全体的にクレインズペースのまま2Pは終了。

3Pも2Pとあまり印象は変わらず。
しつこくプレッシャーをかけ続けるクレインズに対して、王子はやや淡泊ともいえる印象。王子はなんとなくフォーメーションを崩さず綺麗に試合を進めようとしていたようでもありました。
個人的にはもう少しフォアチェックをしてもいいようにも感じましたが、シーズン立ち上がりで、今後の進め方を探っている部分もあるでしょうから、なんともいえないところでしょう。

それでも王子の1つめと2つめのコンビネーションはよく、#12エンディコットのシュートから。こぼれたパックの競り合いの中から川島が押し込み、2点差に。
この日、エンディコットの出来はよく、これ以外にも彼のシュートからチャンスが生まれる機会が多かったと思います。

2点差になったものの、クレインズも集中は途切れず、佐藤(匡)のゴールで1点差に。
その後もクレインズの厚い攻めが続いたものの、GK#30荻野のファインセーブによって凌ぐシーンが目立ちました。

この試合のハイライトは58:30の王子#5川島のペナルティ。
クレインズはここでタイムアウト。
今シーズンの規定では引き分けは無し。クレインズは延長に持ち込むべく、残り時間で6人攻撃をかけるタイミングを図ることに。
試合再開後、クレインズは59:16にGK#61石川を下げ、6人攻撃開始。
王子は守備を固めてクレインズの厚い攻めに、ゴールを割られそうな場面もありましたが、そのままなんとか凌いで試合終了。

前日、ホーム初勝利を飾れなかった借りを返したかたちとなりました。

個人的な印象では、王子は#12エンディコットがよかったと思います。
シュートコースが出来たとき、積極的にゴールへ向かってシュートを放つ姿勢は評価できます。
#9岩田、#24桜井、#5川島といったベテラン勢も相変わらず堅実なプレイを見せていました。
昨シーズン好調だった#7百目木、#82外崎もいい動き。但し、攻守の切り替えの遅さが目立ったのは、やや気になるところ。

クレインズは本来のカタチが戻って来ているような気が。
昨シーズン北米留学で留守にしていた#11西脇も好調の模様。コンビを組む#20ダーシとの連携もよく、やはり彼の不在は大きかったと感じさせる場面が多かったように思います
今年から正ゴーリーとなった(!?)#61石川の出来もまずます。
新外国人はこの日はあまり目立たなかったような気も。

さて、上記の画像を見て不思議に思われる方もいらっしゃるはず。
苫小牧での試合なのに、王子はアウェイジャージを纏っています。
どうやら今シーズンから変わったアウェイ用「白」ジャージを地元のファンにお披露目しておきたかったということのようです。
いろいろ考え方もありますが、個人的にはいいアイディアだと思いました。

と、いうことで、今シーズン初の観戦でありましたが、やはり生で観る試合はいいですね。
昨シーズンは結局4試合程度しか観ることができませんでしが、今シーズンはもう少し足を運ぶことができればいいなと思います。