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2009/08/02

護衛艦きりしま (DDG-174)

2009/08/02 DDG-174きりしま 右舷前方函館港まつりの協賛行事(で、いいのかな!?)として、港町埠頭で海上自衛隊の護衛艦3隻の艦内公開がありました。
実は午前中は体験航海があったようなのですが、そちらは予定が合うかどうか判らなかったので、申し込まず、艦内公開のみお邪魔してきました。

まず最初は、今回の公開の目玉ともいえる護衛艦「きりしま」。

2009/08/02 DDG-174きりしま 右舷後方「きりしま」はこんごう型ミサイル護衛艦の第2番艦。艦番号はDDG-174。

ミサイル護衛艦というよりもイージスシステム(AEGIS Syetem)搭載の護衛艦「イージス艦」という方が通りがいいでしょう。
基準排水量は7,250t。これは光景となる「あたご型」が登場するまで、海上自衛隊の護衛艦としては最大でした。
#その「あたご型」も「ひゅうが型」の登場で最大ではなくなりましたが。

乗組員の方に大きさを質問したときにも、その話題が出ましたが。しかし、その方曰く「でも、輸送艦や補給艦はもっと大きいのがあります」とのこと。
その「大きい艦(ふね)」とは、おおすみ型輸送艦(8,900t)と、ましゅう型補給艦(13,500t)。いずれも昨今の災害派遣とか海外派遣のニュースではおなじみの艦ですね。
#実は「おおすみ型」は「揚陸艦」だと思っていたんですが、違うんですね。
#確かにあのままビーチングできないので、そうは呼べないか(^_^;)。

2009/08/02 DDG-174きりしま 127mm速射砲左の画像は127mm速射砲の手前から艦橋を望んだところ。艦橋の手前にあるのは高性能20mm機関砲(CIWS)です。
砲身の下にあるスロープ状のものが気になって伺ったところ、これは排莢用のガイドの由。なるほど砲身の下にはハッチがありますね。昔(って大昔だけど(^_^;))ならいざ知らず、現代の自動砲は外に排莢するんですね。
説明してくださった方も「薬莢みたいなもんですけど、でっかいですよ。このくらい? いや、もっと大きいな」と、身振りで大きさを示してくださいました。
そんなものが吐き出されるというのは、なかなか迫力のある光景でしょうな(^_^;)。

2009/08/02 DDG-174きりしま VLSそしてイージス艦といえばすぐに思い浮かぶのが、このミサイル垂直発射装置(VLS)。
ここから艦対空ミサイル、または対潜魚雷発射用ロケットが撃ち出されます。
いわば、昔の戦闘艦艇流にいうと、これがこの艦の「主砲」ということになるでしょうか。

ちなみに先日話題になったミサイル防衛(BMD)能力を持ったSM-3も、この発射装置から発射されるわけですが、しらべてみたところ、同型艦の「こんごう」と「ちょうかい」は既に同ミサイルの運用用に改修済みのようですが、「ちょうかい」と、このきりしまは未改修で、順次改修予定のようであります。

このVLSの蓋は、これが本当に跳ね上がるのかと思うくらい、重そうでごつい造りであります。
これに限らず、大型艦船の装備品というのは、ほんとうに重くごついものばかりです。そういったものを見る度に、そうでなくては7つの海は渡っていけないんだぜ、とか船に言われているような気がします(笑)。

2009/08/02 DDG-174きりしま SSMでは、対空ミサイル、対潜ロケットは判ったけど、対艦ミサイルはどこにあるんだ、というと、それがこちら前方の煙突の後ろに艦対艦ミサイル(SSM)「ハープーン」の4連装発射装置があります。

上記のVLSも、その任務と威力の割に地味な「なり」をしていますが、このSSM発射装置もただ筒が4本束ねてあるだけで、ひっそりと佇んでいます。
まるで本気出すとおっかないのに「いやあ、僕なんて大した力ないんですよ」と韜晦する喧嘩に強い人のようであります。
#例え方が悪いでしょうか? (^_^;)

2009/08/02 DDG-174きりしま 単魚雷発射管そんな自己主張しない中堅社員(なのか!?)に「そんなことではイカーん!! 仕事はデキて当然、存在もアピールせんかいっ!!」と、檄を飛ばすかのように舷側にはヴェテラン(でもないか)のHOS-302単魚雷発射管さんが、どしんと腰を据えていらっしゃいます。

やはり「水雷戦は海戦の華」という旧海軍の伝統を重んじる方には辛抱堪らんアイテムでありましょう(一部、事実誤認あり>自分(^_^;))。
でも、そんな魚雷発射管さんも、知らない方からすると充分地味に見えるようで、見学者の中から「凄ーい。ここから魚雷が出るんだ!!」とかいわれてしまっておりました。

艦橋内も一部見学可能でしたが、画像を撮っていないので、説明は割愛します(笑)。
#別に撮影禁止ではありませんでしたので、為念。

2009/08/02 DDG-174きりしま 歴代「きりしま」ちなみに「きりしま」という名前は、ご存じの通り旧海軍の戦艦「霧島」から数えて2代目となります。
艦内の見学順路の出口(本当は入り口なのでしょう)には、巡航戦艦霧島、そしてそれを改装後の戦艦霧島、そして本艦の画が飾られていました。

2009/08/02 DDG-174きりしま フロアマットそして足許にはこんなマットが。
スローガンを日本語でいうと「正義、勇敢、そして力」といったところでしょうか。

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