SH-60J (護衛艦ひえい艦載機)
公開されていた3隻の内、ひえいといなづまにはヘリコプターが搭載されています。
今回はそのヘリコプターも公開されていました。
まずはひえいの艦載機であるSH-60Jからご紹介。
SH-60Jは、シコルスキー社製のSH-60Bシーホークを基に、三菱がライセンス生産した対潜哨戒ヘリコプターです。
ライセンス生産ではありますが、各種電子機器の一部は、導入同時の日米貿易摩擦問題の影響を受け輸出規制されたため、その大部分を日本で開発したものを搭載しています。
あとは、米海軍が採用しているSH-60Bと比較して、対潜能力を重視していることも特徴の一つでしょうか。
SH-60Jの実機を見るのはこれが初めてですが、写真から受けていた印象通り、スマートできれいな線を持ったな機体だと感じました。
ちなみに上の画像は後方から眺めたところ。メインローターが格納状態になっていますが、よくみると機体後部に取り付けられた拘束具で固定されていることがわかります。
こういった用具があるということも、実機を前にしないと判らないことですね。
そして、これは格納庫内での様子。
艦上/艦載機とあって、機体の尾部が折りたたみ可能となっています。こんなところにもカバーが用意されているんですね。
艦上/艦載機の折り畳み方は、いろいろ工夫が凝らされていて、感心することしきりであります。
ちなみに「艦上機」と「艦載機」の違いをご存じでしょうか。
前者が航空母艦に搭載されている航空機のことを指し、後者がそれ以外の艦艇に搭載されている航空機を指すそうです。
ワタシも最近知ったのですが、世の中にはいろいろな用語があるのですね(^_^;)。
そしてこれは横に並んでいた「いなづま」から見た姿。
最近では少数派になりつつある白とグレイのツートーンカラー、そして大きめの日の丸が印象的です。個人的に海上自衛隊のヘリコプターといえば、このカラースキームなのですが、今後は定期検査の際に最新の低視認性塗装(ロービジというやつですね)に更新されるようです。
#乗員の方に伺ったところ、そういうこともあるかも知れないが、どうなるかわからない、とは仰っていましたら。
WikipediaのSH-60Jのエントリでは、海外のファンからも「ホワイト・ホーク」として人気が高い、という記述があります。真偽の程はともかく、そういったことがあっても不思議はない、ある種の優美さを持った機体だと思います。
« 護衛艦ひえい (DDH-142) | トップページ | きょうの八幡坂(8/8) »
この記事へのコメントは終了しました。
コメント