温故知新
リーフという量産を前提とした「現実」と並べるために、ちょっと変わっていて、新しく感じるものをということで企画されたクルマでしょう。
そんなことを考えつつ、改めてこのクルマを構成している要素を思いつくまま書き出してみると・・・
市街地内移動を主目的とした小さめの電気自動車。幅を狭めるためのタンデム2座席配置。狭いトレッドでも安定した旋回性を確保するためにモーターサイクルのようにリーンする機構・・・
いずれもどこかで見聞きした覚えのあるアイディアばかりであることに気付きます。
では、このクルマがつまらないものに見えるかというと、さにあらず。
乗ってみたいかと問われれば、勿論、と答えるでしょうし、動きを見ていても楽しいですし、スタイルも悪くないと思います。
上記のようなアイディアを全て備えたクルマが実用のものとして、我々の前に無いことを考えると、依然として旧くて新しいアイディアなのかも知れません。
#上と左の画像は平塚市美術館で開催されている「カーデザインの歴史」展で展示されていたモックアップです。
ちなみに今回の東京ショーで印象的だったのは、ステージ上で展示車が移動するデモがよく見られたこと。
出展数に対してステージが広めだった影響もあるでしょうが、屋内で走行デモを見せることができるという電気自動車のならではのデモですね。
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