AL2010-2011 日本製紙クレインズ対TOCHIGI日光アイスバックス 第1回戦
アジアリーグアイスホッケー2010-2011 Game#2 日本製紙クレインズ 対 H.C.TOCHIGI日光アイスバックス (1回戦)
釧路アイスアリーナ 2010/09/18(土) 16:00 F.O.
NPC 3 (1-0/2-0/0-1) 1 NIB
今季の開幕戦は念願叶って釧路で迎えることができました。
以下、簡単に感想を。
試合の詳細についてはAL公式サイトのゲームシートをご参照ください。
上の画像は試合開始前に行われた記念フェイスオフの模様。
1Pはクレインズが優勢に試合を進めたものの、決定的に差があるという印象は無し。
クレインズが攻め込む場面が多く、バックスはまず守備から入るという傾向は昨季より変わらず。
これを考慮すると、一方的に押し込まれているという印象は無く、確実に守って、そこからカウンターを仕掛けるという形がそこそこ出来ていたように思います。。
13対11というSOGもその現れでしょう。
但し、バックスのカウンター攻撃は、パックキャリアに対するサポートが不足気味で、攻撃の時間が長続きせず。
特に#12 内山と #58 バドのラインあたりがカウンターでスピードに乗った攻めを見せていので、これをもっと後ろからサポート出来ていれば、流れを変えられたかも知れません。
先日のジャパンカップでは、やや精彩を欠いたクレインズ。
そのときのメンバーは外国人選手無し、セットも本来の組み合わせではなかったことを差し引いても、雑なプレイと無駄な反則が目立っていたのが気になりました。
しかし、流石にレギュラーリーグとなると、本来の力量を発揮。
しかし、1Pに限っていうと、NZでのパスワーク等も細かいミスがあり、それが無ければもう少し楽、且つ早い時間帯に主導権を握ることができたでしょう。
クレインズで個人的に目を惹いたのがDF #77梁取。攻撃面でもFW #11西脇等と上手く連携がとれており、機会を演出、或いは積極的にシュートにいく場面が目立っていたように感じました。
3:10に#3伊藤のアシストで新加入の#15ゴールディが得点。これでクレインズが先行。
ここから先、クレインズの攻めにバックスは防戦一方。
事実上ハーフコートゲームといっていいような状態に陥ります。
結局終わってみると、クレインズが2得点。しかしシュート数は25対6とクレインズがバックスを圧倒。この数字の差が内容を全てを物語っています。
クレインズのペースが上がってきたのも事実ですが、それよりもバックスの守備が拙くシュートを撃たれ続けたというのが正しいでしょう。
この日、バックスのGKは6年ぶりの国内復帰となった福藤豊。
このピリオドのセーブ率を見る通り彼自身のプレイには特に問題は無し。
しかしDF陣と連携してシュートコースを消す動きなどにやや甘さがあったようにも感じました。新加入ということもあり、この辺りはシーズン中に改善していくといったところでしょうか。
しかし、2Pのように圧倒的な攻撃ではなく、2点のリードがあるせいか余裕を持って慎重に試合を進めているという印象。
そのせいかバックスがカウンターを仕掛ける機会も増えるものの、クレインズの整ったDFラインに苦戦。
それでも序盤2分過ぎにはカウンター攻撃からバックスが1点獲得。
これをきっかけに試合の流れを自らの手に手繰り寄せるべく、果敢にカウンターを仕掛けるものの、前述の通り余裕を持ったクレインズの守備をなかなか破れず。
この結果、3-1でクレインズが地元での開幕戦を圧勝で飾りました。
試合全体を通しての感想は、昨季リーグタイトルを逃したクレインズは、今季の雪辱に向けて順調に仕上がっているという感じ。
対するバックスは主にFW陣の動きは良いところを見せたものの、DF陣の連権等、チームの完成度がまだ低かったというのが正直な印象です。
クレインズは予定通りの試合だったように思いますが、バックスにとってはこの惨敗から翌日の第2戦に向けて立て直せるのか、明暗が分かれた開幕戦でありました。
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