1948年式フィアット1100SMM(Fiat 1100S MM)です。

ルーツを辿ると、1938年から少量生産されたレーシング・スポーツである508C MM(MMは勿論「ミッレ・ミリア(Mille Miglia)」の略)に辿り着きます。

508C MMは、1938年のベルリーナ(イタリア語でセダンの意)のマイナーチェンジに合わせて1100Sと改称。戦争による生産中断後、1947年に戦後型として外観を中心に手が入れられたのが、この1100S MMです。