1955年 フィアット1100TV PF スタンゲリーニ(Fiat 1100 TV PF Stanguellini)です。
おそらく、一昨年(第4回)に参加されていたのと同じ個体だと思われます。
“PF”というのは、勿論ボディを手掛けた「ピニンファリーナ(Pininfarina)」のこと。
以前のエントリのコメントで教えて頂いたところによると、ピニンファリーナはこの車のために販売網まで整備したということです。
その後、フィアット1200スパイダーやアルファロメオのスパイダー等の生産を請け負うことで、古典的なカロッツェリアから脱皮できたのだろうとのこと。
そう考えると、この車はなかなか重要なモデルであるということができるのではないでしょうか。
ちなみに、フロントグリルのオーナメントのモチーフにもなっている“TV”というのは、1100(ミッレチェント)の高性能版に付けられた名称です。
車名については、現地にて入手した公式プログラムを参考にしていますが、“Stanguellini”の名前が入っているということは、エンジンはスタンゲリーニの手が入っているということでしょうか。
未確認ですが、ちょっとだけ気になります。