1959年オースティン・ヒーリー・スプライトMk.I(Austin-Healy Sprite Mk.I)です。
この車も毎年参加されている常連さんですね。
エンジンはBMC Aタイプ、シャシー周りにはオースティンA35、モーリス・マイナー(Moris Minor)等の、既に定評を得ていたサルーンのパーツを流用して作られた、この小さなスポーツカーは大ヒットとなり、1958年のデビューから1961年のマイナーチェンジまでの間、実に5万台ものスプライトが世に送り出されました。
スプライトはその後、1961年にMk.II、1964年にMk.III、1968年にMk.IV、そして1969年のマイナーチェンジでは「オースティン・スプライト」と呼ばれるようになり、1971年まで生産されました。
歴代スプライト中では、ミニ・クーパーSと同じ強力なエンジンを持ち、シャシー、ボディも高い完成度を持つMk.IVを「ベスト」とする愛好者も多いようですが、個人的にはやはりこの個性的なスタイルを持つ、Mk.Iが「ベスト」だと思っています。