
1973年マツダ・ルーチェ(Mazda Luce)です。
公式パンフレットでは「1973年」と記載されていますが、実際には1977~1979年のいずれかだと思われます。
#ボディに“Legato”のバッジがありませんので、1978年か1979年のいずれかと思われます(理由は後述)。
1966年にマツダ(当時は東洋工業)の上級セダンとしてデビューしたルーチェは、ベルトーネ(スタイリストはジウジアーロ)によるヨーロッパ調の美しいボディが特徴でしたが、1972年のフルモデルチェンジでは、一転してアメリカ調に変身します。
その後、1975年に同車の最上級車種として登場したホールデンHJプレミアのボディに13B型ロータリーエンジンを搭載した「ロードぺーサー(Road Pacer)」と、従来のルーチェの間を埋めるため、1977年10月に登場したのが、この「ルーチェ・レガート」でした。
しかし、実際のところは「3代目」ルーチェであり、1978年7月にサブネームの「レガート」が外れて、単に「ルーチェ」を名乗るようになります。
2代目では4ドアセダンと2ドア・ハードトップの2種類のボディが存在しましたが、この3代目では4ドア・セダンと4ドア・ピラード・ハードトップの2種類となりました。
そのボディに搭載されたパワーユニットは、レシプロが直4SOHCの1.8Lと2.0L(1980年からは2.2Lディーゼルと、2.0L EGIを追加)の2種類、ロータリーエンジンが12Aと13Bの2種類、計4種類がラインナップされてました。
このイベントではすっかりお馴染みになった、この車は13B搭載車で、最上級グレードのリミテッド(Limited)です。