プロトタイプは1985年の東京モーターショーに出品されたショーカー。
初代マーチ(K10)をベースとした手頃なサイズと、そのかわいらしいスタイルが人気を博しました。
2年後、その人気に応え、総生産台数約1万台という触れ込みで1987年から1988年にかけて生産、販売されました。
これまでの日本車の常識から外れた限定生産が注目を集め、月産300台とも400台ともいわれた生産台数の少なさから注文が殺到し、後にバブル時代を象徴する社会現象とまでいわれるようになったのは、記憶に新しいところです。
この車の販売時にはクルマ本体だけでなく、文具やアパレル等のライセンス商品も併せて販売され、一種のキャラクター商品としての性格を持ち合わせていたことも話題を呼びました。